2007年06月23日

排卵日を計算することが重要なワケとは

妊娠が成立するためには、精子と卵子がうまく出会って受精することが第一条件です。
週に2〜3回、コンスタントに性交を持っている夫婦なら、特に排卵日を意識しなくても結婚後1年以内に約80%が妊娠するといわれています。
けれどなんらかの不妊要因をかかえているカップルや、セックスの回数があまり多くないカップルにとっては、確率をより高めるために排卵日を計算することはとても重要になります。


排卵日
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排卵日の計算(オギノ式)

■オギノ式 

●女性のからだの周期を知って排卵日を予測するリズム法
女性のからだの中では、卵胞期、排卵、黄体期、月経というように、一定の周期で生理的な変化が起きています。
この周期(リズム)をできるだけ正確に知ることによって、排卵日を予測する方法をリズム法といいます。
リズム法にはオギノ式、基礎体温法、頚骨粘液法などがあります。

●オギノ式1黄体の寿命を14日として排卵日を予知
月経周期の長さは人によって違います。また同じ人でも毎回周期が同じとは限りません。
ところが黄体の寿命は、大多数の人が14日でほぼ一定しています。
黄体は排卵直後に形成されて、次の月経がはじまる前に退行します。
そうすると、月経周期の最終日から逆算して15日目が排卵日ということになります。これがオギノ式です。
たとえば、26日周期の人は、26日から黄体期の14日を引くと、月経開始日から12日目が排卵日です。
30日周期の人は月経開始日から16日目ということになります。

●月経周期を記録して、周期の長さと排卵日を知る
オギノ式は次の月経がはじまったときに、すでに終わった排卵日を推測し、これを6ヶ月から1年続けて記録することで、その結果から自分の排卵日を予測するものです。
月経順順が不規則な女性の場合でも、1年間記録をとることによって、最短周期と最長周期がだいたいわかります。
その結果に基づいて、月経がはじまってから何日目から何日目の間に排卵が起こるかが予測できます。
最短周期をS日、最長周期をL日とすると、排卵は(S−14)日から(L−14)日の間に起こることになります。
ただ、通常は15日前ですが、まれに16日前や12日〜14日前に排卵することがあります。
そこでオギノ式では、月経予定日の16日前から押一日前までの5日間を排卵が起こりうる期間として、この前に3日間の精子生存期間を加えて、次の予定月経の19日前から12日前までの8日間を受胎期としています。


●オギノ式の歴史
荻野氏が1924年に発表した理論。もともとは不妊に悩む人たちのために、妊娠しやすい時期を予測するという考え方。
実際には、荻野氏の意図とは裏腹に、その時期を避ければ妊娠しにくいという避妊法として受け取られているようです。

●こちらのサイトでオギノ計算式のプログラムでWEB上で排卵日の予測ができます
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排卵日の計算(基礎体温法)

■基礎体温法

基礎体温はホルモンの働きで変動する
基礎体温とは、人が生命を維持するために必要な体温のことで、からだを安静に保ち、心も平静な状態にあるときの体温です。
常に一定しているわけではなく、黄体期に黄体ホルモンの働きによって少し高くなります。
そのため、卵胞期に低く(低温相)、黄体期に高い(高温相)という二相性を示します。
その差は約0.4度です。この基礎体温の変化を継続して記録することによって、排卵日を知る手がかりとするのが基礎体温法です。
基礎体温は毎朝、目を覚ましてすぐ、起きあがる前に測り、記録しで基礎体温グラフをつくります。
これを6ヶ月から1年間つづけます。根気のいる作業ですが、記憶装置付き基礎体温計など便利なものを利用してつづけましょう。

●低温相と高温相の変わり目が排卵日

こうして記録した基礎体温グラフを見ると、低温和から高温相に移る時期が読み取れます。
基礎体温がそれより前の6日間のどの体温よりも高ければ高温とみなし、高温が3日つづけば高温相に入ったとします。
一般に排卵は低温相の最終日に起こるので、この日を排卵日とします。
女性の約30%は排卵日に体温が一段下がります。
以上の結果から、排卵日を予測します。


●基礎体温の計り方のポイント
1.規則正しい生活をこころがけ、毎日5時間以上睡眠をとり、ほぼ決まった時刻に目を覚ます。
枕元に婦人体温計と基礎体温表、筆記具を用意しておく。

2.目覚めたらすぐ、仰向けに寝たまま舌の下側に体温計をはさみ、体温を計る。

3.測ったらすぐに、基礎体温表に記入する。身体状況も記入する。
基礎体温表の見方
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排卵日の計算(頸管粘液法)

■頸管粘液法

●頸管粘液の変化で排卵日がわかる
子宮頸管の内側は常に粘液で満たされています。
この粘液の量や性質は、ホルモンの働きによって周期的に変化します。
頸管粘液法とは、この変化を観察することによって、排卵日を予測する方法です。

●頸管粘液の変化が起こるワケ
黄体期には、子宮顕管部は固く閉じて、内側に糊状の濃厚な粘液がたまっています。
これは黄体ホルモンの働きによるもので、外部から細菌が子宮内へ侵入するのを防ぐ効果があります。
排卵が近づくと、卵胞ホルモンの量が増加します。
卵胞ホルモンは子宮顕管壁の分泌腺から粘液の分泌を促します。
それと同時に、粘液の水分含有量を増やすので、顕管粘液は流動性になって量が増えます。 
また、閉じていた子宮顕管部が開くので、余分な粘液が腔のほうへ流れ出ます。
顕管粘液の変化は1〜3期に分けられ、排卵は第3期の最終日か翌日に起こります。

●頸管粘液の観察の仕方
排尿の前と終わった後、テイッシユ・ぺーパーで陰部をぬぐうか、指を腔にさし入れて付着したものを観察します。
毎晩、その日の粘液の状態について記録します。


月経周期中の膣の感触と粘液の変化

第1期・・・月経の後
日数 3.5日
膣の状態 乾いている
粘液の状態 なし 
月経の終わった後の3、4日間は膣粘膜が乾いた状態で、粘液はありません。


第2期・・・第1期の後
日数 3.3日
膣の状態 湿り気
粘液の状態 少ない、黄色か白色、不透明、粘りあり
膣は湿り気をおび、少量の粘液が出る。粘液は不透明で黄色く、粘り気はある。

第3期・・・第2期の後
日数 3.3日
膣の状態 濡れている 滑りがよい
粘液の状態 多い、卵白状、透明、弾力あり
膣が濡れて滑りがよい。粘液量は最後の日に最も多くなり、排卵はこの日が翌日に起こる。


指を腔の奥に入れ、突出している子宮外口から流れ出している粘液を指先にとり、親指と人さし指でつまむ。
この指をゆっくり離すと、粘液は糸をひき4〜15センチメートルくらいにのびる。
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排卵日の計算(中間法)

■中間痛−痛みの後24時間以内に排卵
人によっては、月経と月経の中間のころ、ちょうど排卵の前に当たる時期に、下腹部に痛みを感じることがあります。
これを中間痛、または排卵痛といいます。
この痛みがなぜ起こるのか、どこが痛むのか、詳しいことはわかっていません。
強く感じる人は6、7%ですが、弱い痛みを感じる人を含めると、約40%の女性が中間痛を感じるといいます。
アイルランド・ダブリン大学のオハイリハイ博士らが、この痛みを感じる時期を調査したところ、ほとんどの人が排卵日の直前という結果でした。
そのことから、中間痛があると、だいたい24時間以内に排卵が起こると考えられています。

●オハイリハイ博士の調査
中間痛を感じた女性34人のうち、77%がLHピークと同じ日に感じ、97%が排卵以前に感じています。
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排卵日の計算(LH検査法)

■LH検査法−市販の排卵日検査キットで尿検査
排卵の時期をいっそう正確に時間単位で知る方法としてLHサLン(黄体形成ホルモンの大量放出)を検出する方法があります。
LHサージと排卵との時間関係は、排卵はLHサージがピークに達してから15〜24時間後、LHサージの開始からでは平均32〜38時間後に起こります。
LHの検査は、血液中のLHを測定するほうが正確ですが、血液中のLHは20分経つと、その半分が尿に出てきます。
家庭で簡単にできる排卵日検査キットが市販されていますので、それを利用して排卵の時刻を知ることかできます。
あらかじめオギノ式と基礎体温法によっておおよその予定排即日を決めておき、その2、3日前から毎日尿検査をします。
早朝尿と、午後5時から10時までの間の夕方尿を検査します。できれば1日2回検査を行いましょう。
検査前に水分をとりすぎると、LHの濃度が薄くなるので注意してください。

●LHサージの開始時間
早朝から正午までにはじまることが多いようです。
LH検査法は排卵時刻を正確に知るための測定法のひとつですが、タイミング妊娠法には日単位で排卵日を知るリズム法で十分です。
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