2015年12月15日

不妊原因の1割は子宮内膜症。しっかり治療して妊娠力を上げましょう

子宮内膜症とは、本来なら子宮内にあるはずの内膜の組織が、子宮以外にできる病気。
通常、はがれた内膜は月経となって腟から排出されますが、子宮以外の場所ではがれ落ちた内膜は出口がないため、体内にたまります。卵巣にたまればチョコレート嚢胞に、腹腔内にできれば他の臓器と癒着するなどのトラブルが起こります。不妊で悩む人の1割には、子宮内膜症があるといわれます。
では、なぜ子宮内膜症になると妊娠しにくくなるのでしょうか。たとえばチョコレート襲胞ができると、卵巣の働きが低下します。また卵胞の育ちが悪くなり排卵が起こりにくくなります。さらに卵管周辺の癒着によりピックアップ障害が起きたり、受精卵の通りが障害されたりもします。また、子宮内膜症によって発生する炎症物質が着床を妨げることもあります。こうしたことが、妊娠力を下げる原因となるのです。
子宮内股症の治療の一つに、ホルモン剤で排卵を止めて内膜を薄くし、月経痛や病状の進行を抑える方法があります。でも、それでは妊娠がむずかしくなる。かといって、不妊治療を優先させると、子宮内膜症が進行する医師も、不妊治療と子宮内膜症治療との両立に苦慮しているという現実があります。
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2014年02月11日

排卵日の予測

「なかなか妊娠できな」と、思ったカップルが、次に行うべきことは婦人科のドアをノックすることでしょうか? 医療の力を借りる前に、自分たちで取り組めることを、まず行ってみるという姿勢が大切です。私は自分たちで行えることとして、「3つの項目」を提案しています。
「3つの項目」の内容は、
@基礎体温表をつける
A排卵日検査薬を使う
Bセックスを増やす
ということです。それぞれについて考えてみます。

基礎体温表に関しては、すでにつけている女性も多いのですが、ただ漫然とつけていることも多いのです。これまで述べてきたように、基礎体温表を活用するという知恵を持っていただきたいのです。ですから今まで基礎体温をつけてきたのであれば、これまでを振り返ってみましょう。また基礎体温を測ったことがないという人は、さっそく明日から基礎体温をつけてみることをお勧めします。この基礎体温表は、あなたに妊娠へのヒントを語ってくれるはずです。

そして次に使うべきは、排卵日検査薬です。数年前までは街のドラッグストアでも簡単に入手できたのですが、薬事法という法律が改正されてからは、多少、手に入りにくくなったのは事実です。しかし購入できるストアをインターネットで探すこともできるはずです。その排卵日検査薬と基礎体沮表を併用することで、排卵日というものが立体的にとらえられると思います。この2つをうまく併用している人は本当に少ないのです。

そして意外に見落としがちなのが、セックスを増やすということです。結婚に至る交際期間が長ければ長いほど、セックスの回数が減少するという傾向が顕著に見られます。そして、どのカップルも、現状を普通と思ってしまっているのです。ですからセックスの回数を増やすということに、思い至らないカップルがとても多いのです。
しかし、ここで注意しなければいけないのは、排卵日検査薬や基礎体温表をツールとして使うことによって、排卵日に対する意識が過剰になってしまうことです。すなわち、セックスという行為が、妊娠するためだけの行為になってしまいやすいということです。排卵日に合わせて行うセックスも大切なのですが、それ以外の日のセックスが無意味だということではまったくありません。アメリカの婦人科医の話ですが、不妊に悩む女性に、検査を行う前に、ただ一言「セックスの回数を2倍にしてみてく
ださい」とアドバイスしたそうです。すると、妊娠するカップルが続出したのです。このようにカップルのあいだで、自分たちのやれることをやってみる、すなわち自分たちで妊娠力を高めることは、とても大切です。
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2007年06月23日

排卵日の計算(オギノ式)

■オギノ式 

●女性のからだの周期を知って排卵日を予測するリズム法
女性のからだの中では、卵胞期、排卵、黄体期、月経というように、一定の周期で生理的な変化が起きています。
この周期(リズム)をできるだけ正確に知ることによって、排卵日を予測する方法をリズム法といいます。
リズム法にはオギノ式、基礎体温法、頚骨粘液法などがあります。

●オギノ式1黄体の寿命を14日として排卵日を予知
月経周期の長さは人によって違います。また同じ人でも毎回周期が同じとは限りません。
ところが黄体の寿命は、大多数の人が14日でほぼ一定しています。
黄体は排卵直後に形成されて、次の月経がはじまる前に退行します。
そうすると、月経周期の最終日から逆算して15日目が排卵日ということになります。これがオギノ式です。
たとえば、26日周期の人は、26日から黄体期の14日を引くと、月経開始日から12日目が排卵日です。
30日周期の人は月経開始日から16日目ということになります。

●月経周期を記録して、周期の長さと排卵日を知る
オギノ式は次の月経がはじまったときに、すでに終わった排卵日を推測し、これを6ヶ月から1年続けて記録することで、その結果から自分の排卵日を予測するものです。
月経順順が不規則な女性の場合でも、1年間記録をとることによって、最短周期と最長周期がだいたいわかります。
その結果に基づいて、月経がはじまってから何日目から何日目の間に排卵が起こるかが予測できます。
最短周期をS日、最長周期をL日とすると、排卵は(S−14)日から(L−14)日の間に起こることになります。
ただ、通常は15日前ですが、まれに16日前や12日〜14日前に排卵することがあります。
そこでオギノ式では、月経予定日の16日前から押一日前までの5日間を排卵が起こりうる期間として、この前に3日間の精子生存期間を加えて、次の予定月経の19日前から12日前までの8日間を受胎期としています。


●オギノ式の歴史
荻野氏が1924年に発表した理論。もともとは不妊に悩む人たちのために、妊娠しやすい時期を予測するという考え方。
実際には、荻野氏の意図とは裏腹に、その時期を避ければ妊娠しにくいという避妊法として受け取られているようです。

●こちらのサイトでオギノ計算式のプログラムでWEB上で排卵日の予測ができます
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排卵日の計算(基礎体温法)

■基礎体温法

基礎体温はホルモンの働きで変動する
基礎体温とは、人が生命を維持するために必要な体温のことで、からだを安静に保ち、心も平静な状態にあるときの体温です。
常に一定しているわけではなく、黄体期に黄体ホルモンの働きによって少し高くなります。
そのため、卵胞期に低く(低温相)、黄体期に高い(高温相)という二相性を示します。
その差は約0.4度です。この基礎体温の変化を継続して記録することによって、排卵日を知る手がかりとするのが基礎体温法です。
基礎体温は毎朝、目を覚ましてすぐ、起きあがる前に測り、記録しで基礎体温グラフをつくります。
これを6ヶ月から1年間つづけます。根気のいる作業ですが、記憶装置付き基礎体温計など便利なものを利用してつづけましょう。

●低温相と高温相の変わり目が排卵日

こうして記録した基礎体温グラフを見ると、低温和から高温相に移る時期が読み取れます。
基礎体温がそれより前の6日間のどの体温よりも高ければ高温とみなし、高温が3日つづけば高温相に入ったとします。
一般に排卵は低温相の最終日に起こるので、この日を排卵日とします。
女性の約30%は排卵日に体温が一段下がります。
以上の結果から、排卵日を予測します。


●基礎体温の計り方のポイント
1.規則正しい生活をこころがけ、毎日5時間以上睡眠をとり、ほぼ決まった時刻に目を覚ます。
枕元に婦人体温計と基礎体温表、筆記具を用意しておく。

2.目覚めたらすぐ、仰向けに寝たまま舌の下側に体温計をはさみ、体温を計る。

3.測ったらすぐに、基礎体温表に記入する。身体状況も記入する。
基礎体温表の見方
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排卵日の計算(頸管粘液法)

■頸管粘液法

●頸管粘液の変化で排卵日がわかる
子宮頸管の内側は常に粘液で満たされています。
この粘液の量や性質は、ホルモンの働きによって周期的に変化します。
頸管粘液法とは、この変化を観察することによって、排卵日を予測する方法です。

●頸管粘液の変化が起こるワケ
黄体期には、子宮顕管部は固く閉じて、内側に糊状の濃厚な粘液がたまっています。
これは黄体ホルモンの働きによるもので、外部から細菌が子宮内へ侵入するのを防ぐ効果があります。
排卵が近づくと、卵胞ホルモンの量が増加します。
卵胞ホルモンは子宮顕管壁の分泌腺から粘液の分泌を促します。
それと同時に、粘液の水分含有量を増やすので、顕管粘液は流動性になって量が増えます。 
また、閉じていた子宮顕管部が開くので、余分な粘液が腔のほうへ流れ出ます。
顕管粘液の変化は1〜3期に分けられ、排卵は第3期の最終日か翌日に起こります。

●頸管粘液の観察の仕方
排尿の前と終わった後、テイッシユ・ぺーパーで陰部をぬぐうか、指を腔にさし入れて付着したものを観察します。
毎晩、その日の粘液の状態について記録します。


月経周期中の膣の感触と粘液の変化

第1期・・・月経の後
日数 3.5日
膣の状態 乾いている
粘液の状態 なし 
月経の終わった後の3、4日間は膣粘膜が乾いた状態で、粘液はありません。


第2期・・・第1期の後
日数 3.3日
膣の状態 湿り気
粘液の状態 少ない、黄色か白色、不透明、粘りあり
膣は湿り気をおび、少量の粘液が出る。粘液は不透明で黄色く、粘り気はある。

第3期・・・第2期の後
日数 3.3日
膣の状態 濡れている 滑りがよい
粘液の状態 多い、卵白状、透明、弾力あり
膣が濡れて滑りがよい。粘液量は最後の日に最も多くなり、排卵はこの日が翌日に起こる。


指を腔の奥に入れ、突出している子宮外口から流れ出している粘液を指先にとり、親指と人さし指でつまむ。
この指をゆっくり離すと、粘液は糸をひき4〜15センチメートルくらいにのびる。
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排卵日の計算(中間法)

■中間痛−痛みの後24時間以内に排卵
人によっては、月経と月経の中間のころ、ちょうど排卵の前に当たる時期に、下腹部に痛みを感じることがあります。
これを中間痛、または排卵痛といいます。
この痛みがなぜ起こるのか、どこが痛むのか、詳しいことはわかっていません。
強く感じる人は6、7%ですが、弱い痛みを感じる人を含めると、約40%の女性が中間痛を感じるといいます。
アイルランド・ダブリン大学のオハイリハイ博士らが、この痛みを感じる時期を調査したところ、ほとんどの人が排卵日の直前という結果でした。
そのことから、中間痛があると、だいたい24時間以内に排卵が起こると考えられています。

●オハイリハイ博士の調査
中間痛を感じた女性34人のうち、77%がLHピークと同じ日に感じ、97%が排卵以前に感じています。
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